日本では1年間で約10万人の方が肺炎で亡くなっており、原因菌で最も多いのが肺炎球菌です。特に65歳以上の方と基礎疾患を持つ方は肺炎になりやすくワクチン接種が推奨されています。肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎の発症を予防し、重症度を抑制できます。
肺炎球菌ワクチン
- ニューモバックスNP
- 23種類の肺炎球菌をカバーする、定期接種の対象、5年間効果あり。
- プレベナー13
- 13種類の肺炎球菌をカバーする、任意接種のみ、一生効果が続く。
- バクニュバンス(2023年4月発売開始)
- 15種類の肺炎球菌をカバーする、任意接種のみ、一生効果が続く。
プレベナー13とバクニュバンスはほぼ同じ位置付けでプレベナー13は安全性が十分確立されているため、当院ではニューモバックスNPとプレベナー13の2種類の接種を行っています。ニューモバックスNPは広範囲の肺炎球菌をカバーし、プレベナー13は強い肺炎予防効果があります。2つの肺炎球菌ワクチンを併用することで、より高い肺炎予防効果が得られます。肺炎球菌ワクチンの接種スケジュールについてはご相談ください。
ニューモバックスNPは宇佐市では65歳以上で生涯1回のみ公費補助が受けられ、その場合の自己負担額は3,000円です。2回目以降は自費で6,600円です。プレベナー13は自費で11,000円です。